タ『単語が分からないと絶対に無理』
たとえば一番最初のタイトルは「Making a Reservation」です。
Reservationという単語を知らなかったら携帯電話をかけているおじさんの写真を見ながら何回聞いても意味が分かるようになるわけがありません。
本文に行く前にタイトルから抜け出すこともできません。
アメリカ人の子供がReservationの意味を知るのは「Reservationって食べること?」とか「Reservationって眠ること?」みたいな質問をしても「それは違うよ」と教えてくれる大人が周りにいるからです。
(いきなりReservationなんて覚えないと思いますが)
「約束をする」という意味の言葉にもいろんな種類があることを学び、日常生活での経験を積み重ねて「予約する」という意味にたどり着くのです。
推測できる情報が一枚の写真しかないのなら何度聞いてもReservationは分からない言葉のままです。
しかもスーツを着た男性がビルの前で電話してる写真では「何かを予約しているのだろう」というイメージすらありません。
営業マンが得意先に電話をしているのかも知れないし、家族に電話しているのかも知れません。
英語の構造を日本語で勉強する→単語を勉強する→写真を見ながら意味を推測する、という順番で勉強するしか先に進めません。
フォレスト出版 エ1,575円